来年4月(2021年4月)には、
通称「70歳定年法」といわれている「改正高年齢者雇用安定法」が施行されます。
定年の70歳への引上げを義務付けしているのではありませんが、
70歳までの就業機会の確保について、70歳までの継続雇用制度の導入、70歳までの定年引上げ、定年廃止などの多様な選択肢を法制度上整え、事業主としていずれかの措置を制度化する努力義務を設けるものです。
人生100年時代。
100歳以上の高齢者の数が初めて8万人を突破しました。私が高校3年の頃(1963年)は153人。私の住んでいる福井市には一人もいなかったのでは、という人数でした。
数年前ですが、
京都大学・iPS細胞研究所の山中伸弥教授があるメディアからインタビューを受け「あと数十年もすれば、癌をはじめとするあらゆる病気が治る時代が来ます」という話をしていたのを聞いたことがあります。
100歳以上の高齢者の伸び率や山中教授の話しを聞くと、今後は人生100年どころか、人間の寿命は120歳くらいまで延びるのでは、と思ってしまいます。
定年消滅
大学卒業後定年60歳まで又は雇用延長で65歳まで働き終えても人生100年時代においては、
人生の折り返し点です。まだ、35年から40年残っていることになります。
誰もが人生の後半も「やることがあり、活き活きと生きていきたい」と願っていると思います。
しかし、定年後の雇用延長という仕組みが、実は大きな落とし穴にもなり、
その後の長い後半の人生は、やることのない退屈な人生になる可能性が大きいのです。
働ける人は何歳になっても働ける「生涯現役社会」に備え、今何をすべきか。
『東洋経済』の最新号は定年消滅”健康なシニアは働く時代”という特集を組んでいます。
自分を絶えずアップデート
私は今75歳。ITコーディネータとして、いろいろやることがあります。
何歳まで健康寿命を保つことが出来るかは、神のみぞ知る(天命)ですが、
人生の後半を活き活きと生きていると思っています。
振り返れば、56歳でITコーディネータの資格を取得。
その後、71歳で情報セキュリティマネージメント資格を取得。
そして後期高齢者となった今年、
BSP(事業継続計画)の支援をするため防災士の資格を取得しました。
いつまでも働き続けるためには、これまでの経験だけでなく、
自分を絶えずアップデートしていくことが必須条件になると考えているからです。
仕事と努力は死ぬまで続く。こんなことを思いながら、このブログを書いています。
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